先日のクリスマスナイトは、よいこのみなさん、お忙しい中ありがとうございました。
クリスマスナイトに来ていただいた方はご存知ですが、私、永津子は11月30日に左膝の半月板を痛めました。半月板の場合は、MRIを撮ってもくわしくはわからないうようで、手術をして内視鏡で中を見ないといけないと言われました。(先っぽにカメラが付いてる細い管を膝に入れるらしい。何すんねん!)ということで、12日(木)に宝塚市民病院に入院し、13日(金)に手術しました。(13日の金曜日というのがどうも気になりましたが・・・)手術は去年、茉倫を生んだ時の帝王切開を経験していたので、手術中の痛みはないだろうと安心していました。実際だいぶ恐かったので、何人ものお医者さんや看護婦さんに痛くないですよねと確認しまくったところ「麻酔が効いてるから大丈夫ですよ〜」とのことでした。
さあ、オペ室へ。下半身麻酔の注射(エビ状になり背中のせき髄に注射。これは痛い!)。すぐに下半身は麻痺状態。カーテンがしてあるので、首から下は見えません。いつの間にか先生が登場して手術が始まったようです。しばらくしたら左足の中身がひっぱられるような痛みが・・・麻酔で喋りにくいのに何度も痛いというと、「痛め止めしましたから〜」。少し痛みが楽になり、ウトウトこのまま寝れたらいいなあと思っていたら、とんでもない痛みがまたまた襲ってきました。今まで経験したことがない、なんと表現していいのかわからない痛み。足も手も大の字になって押さえつけられている感じで痛くてももちろん身体を動かせません。「痛い」と連発しているうちに、変な臭いのするマスクを口にあてられました。一回吸い、二回吸い、三回吸ったところで記憶は無くなりました。気がついたら「成瀬さん〜〜終わりましたよ〜」という声で目が覚めました。
思ったより半月板の損傷がひどかったようです。以前から切れていたようで、修復不可能なので少し切除したようです。そのため予定では、手術時間は1時間半〜2時間と言われていたのに、3時間半もかかりました。(待っていた塾長は随分心配したようです。)そのため急きょ全身麻酔に変わったようですが、最初から全身麻酔にしておいてくれたら良かったのにとつくづく思いました。術後は麻酔のため、口に中はカラカラ。しゃべるのもしんどく寝返りも打てず、夜中は相当苦しみました。早く朝が来いとそればかり思ってました。(朝が来ても何も解決しないのに、何故こういう時は朝が恋しくなるのでしょうか。普段は朝が来たらがっかりするのに・・・)しかし不思議なもので、回復というのは早いもんです。憧れの朝が来てしばらくすると、もうおしっこの管を抜かれ、自分で(車イス)お手洗いに行く練習です。3日後には車イスも卒業で、歩行器で歩く練習です。普段は「がんばる」大嫌いな私ですが、さすがに早く歩けるようになり家に帰りたい一心で練習しました。先生からは連休開けの退院を言われましたが、娘の事も気になり、ほとんど無理矢理状態(抜糸もまだ)で金曜日に退院しました。「お産より辛かった」と言うと、出産経験者は皆「あれより辛いもんがこの世にあるの?」と信じてもらえませんでした・・・
たった9日間の入院生活でしたが色々なことがわかりました。車イスの操作は難しく腕が疲れること。世の中には病気の人がなんと多いこと。世の中で私のケガが一番不幸だと思ったら、なんとちっぽけなケガであったこと。当たり前のように一人でお手洗いに行ける幸せなこと。お風呂に入れる幸せなこと。家族がいつも一緒にいれるのは当たり前だけどすごい幸せなこと。当たり前だと思っていたことがまったくできなくなり、始めて当たり前の幸せを感じました!来年は、ほんの少し大人になって、やさしい気持ちでみなさんと接する事ができればと思ってます。
よいこのみなさんもケガや病気には気を付けて!!
来年もよろしくお願いいたします。永津子の病床日記でした。