這えば立て、立てば歩めの親心

子供がつつがなく成長するのを願う親の気持ちを願うことば

わが子の成長を願わない親はいないように、ダイビングを教えた生徒の成長を願わないインストラクターもまた、いない。ダイビングはもともと体力のあるエリートが楽しむものだったが、BC等器材の開発で多くの人に普及した。
現在のCカード取得者は五〇万人とも六〇万人とも言われている。
一人のインストラクターが教える生徒の数も大変なものだが、特にデキの悪い生徒ほど印象に残っているものだ。それだけにその生徒と一緒にファンダイブを楽しんだり、何年か後近況報告の手紙をもらったりすると、もうナミダもの。インストラクター冥利に尽きる瞬間だ。迷惑かけたなと思う人は感謝の手紙の一つも書いてあげよう。

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